読書メモ
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「ぐるぐる猿と歌う鳥」加納朋子(講談社ミステリーランド)
主人公の森(しん)は、小学5年生。親の転勤で東京から北九州の社宅へ引越してきた。
前の学校では誰も転校を淋しがってはくれず、多少の屈託を抱えていた森。
だが、引っ越したその夜、パックと呼ばれている少年と奇妙な出会いをし、彼とその仲間たちを通して、森は社宅の子どもたちや、新しい学校に馴染んでいく。


パックの抱える秘密は、ちょっとありえなくないか、と思いつつ。
面白かったです。
子供は、子供だけの秘密って好きですよね。
でもどうしても秘密を抱えていられない子が出てきて、彼ら彼女らの秘密は破綻するのが常ですが。
みなパックが大好きなんでしょうね。
もしくは、秘密を抱えていられる子供にしか、共有されない秘密なのか。
マサルが抱えていたもう一つの秘密を託されるシーンがかなり好きです。こういう視点はとても重要ですよね。

このまま彼らの秘密がずっと暴かれずにいれば良いな、と思いつつ。
でもあっさり1年後くらいにバレてしまっても、それはそれで面白そうだと思います。

向こう見ずな性格の森が、パックら仲間を通して少し成長する話、と単純化することも出来ますが、もうすこしだけ深いかな。

本当は優しく、正義感あふれ、洞察力も鋭い森ですが、大人からは乱暴者で始末に負えない子供だと思われているところが、なんとも児童書らしくて好きです。
きっとこんな子供が近所にいたら、わたしは、やっかいな子供と思うでしょうが。

個人的に、転校初日に方言で戸惑う森が楽しかったです。
すっごい美少女なのにコテコテの九州弁を喋るあやのギャップに驚いているところとか。
作中の九州弁はけっこうわたしの実家がある大分の言葉とそっくりで、なんだか懐かしかったです。

ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
(2007/07/26)
加納 朋子

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