読書メモ
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「恋愛嫌い」平安寿子(集英社)

 女は初めての男を忘れられない   というのは、男が作った伝説だ。初めての男は、踏み台なのだ。しかし、それは女だけの秘密である。男に言っても信じない。男は総じて夢想家だ。



林真理子が「最初のオトコはたたき台」というタイトルのエッセイを出していて、最初に本屋で見たとき、思わず「そんな本当のことをぶっちゃけるとは」と思ったものですが、それより先にこの本でも言及があって、なんか嬉しくなりました。
本当にね。最初の人が最後の人って人もおそらく世の中にはいるんじゃないかとも思うんですが、この件があまりに女の心理に正鵠で、感心してしまいましたね。男の人だってもちろん感づいているとは思いますが。


けしてもてないわけでも、経験がないわけでもない3人の働く女の、どうしても恋愛に発展しないオムニバスの物語です。

恋に身を任せる、なんて言葉がいまいちピンとこない喜世美。
一人暮らしを満喫していて、他人とかかわるのが面倒な翔子。
美人でキャリアもある為に却って男に敬遠されてしまう鈴枝。

恋に臆病とかSEXが嫌いとかそういうわけでもない。ただ恋愛体質じゃない。恋に全力投球なんて姿を見るとなんとなく引いてしまう女たちの心のありようが読みやすい文章でたんたんと描かれていて、なかなか面白かったです。

ラストも纏まっています。え、そうくるか、と感動してしまいましたよ。うまくいくかわ分かりませんが……。うん。良い話でした。


恋愛嫌い恋愛嫌い
(2008/10)
平 安寿子

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