読書メモ
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『ネコソギラジカル 下』西尾維新(講談社ノベルズ)
<ネタバレあり>

下巻の刊行予告を最初に見たとき、「大団円」というアオリにかなり驚きました。思わず、大団円ってわたしの知らない意味があったっけ?と思ったほどです。
このシリーズの世界観で、それでもハッピーエンドで終わるって、無理なんじゃない?と思っていたので。

みんな死ぬか、ぼく以外みんな死ぬか、ぼくと友以外みんな死ぬか、ってとこだろーなーと予想していたわけですよ。
ところが、ふたを開けてみると、なんとこの下巻で死んだ人は一人もいないと言う。

びっくりですよ。
何がびっくりって、そんな終わり方、これまでのストーリィの流れから鑑みると、ご都合主義とかお約束とかありがちっぽく感じて、ツマラナイんじゃないか、そんな甘々なエンディングなんかこの物語にはふさわしくない。と勝手に危惧していた筈なのに、以外のも読後は爽やかだったことです。純粋に面白かった。それが驚きです。

やはり西尾維新はタダモノではないと言うことなのでしょうか。

このシリーズには数々のどっかで見たようなシーンがあって。つまりはお約束って奴とか、陳腐な展開とかがけっこうたくさんあるんですが、でもきちんと読ませてくれていました。下手するとありがちになりかねないストーリィを、しかし危うい均衡でもって、面白く読ませる小説にしているなぁ、巧いなぁと感心していたのですけれども、同時に、このシリーズを巧く着地させられるほどの力量がはたして作者にあるのかな?とも思っていたわけです。

だって今のマンガ界・ラノベ界には、伏線はりまくって、キャラに意味深な科白言わせまくって、壮大な設定をの雰囲気をにおわせた挙句、それをまったく生かしきれずに尻切れトンボのように消えてしまった物語があきれるほど数多く存在するわけですよ。このシリーズもそうならないと言う保証は何処にもなかった。
だから完結と聞いて、わたしは期待よりも不安のほうが大きかったのです。

まあ、わたくしの勝手な憶測って言うか、余計なお世話って言うか、無意味な心配だったんですけれども。

もちろん、語られていない過去とか、謎のままの設定とか、いーちゃんの名前とか! 明かされない部分もたくさんあるのですが。
むしろそれで良いんでしょうね。きっと。語られたとたん、魅力が半減してしまうのかもしれませんし。

そんなわけで、他にもいろいろ思うところはありますが。取り合えず。
ハッピーエンドでよかったな。と思うのでした。
戯言シリーズ。面白かったです。読むことができて、本当によかった。



ま、結局ただはぐらかされただけ、という気もしますが。
はぐらかし方が堂に入っているから、気にならないや。
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ひさびさ
の更新っす。

放っとくと2ヶ月ってあっという間だよなぁ。
反省。
もう少ししたら、更新頻度がもっと上がるようになるはず・・・。

  

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