読書メモ
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「三千世界の鴉を殺し」津守時生(ウィングス文庫)
ウィングス文庫のレーベルデザインが変わって、本棚で統一感の取れないことになるんじゃないかと危惧してましたが、これまでと同じデザインで出してくれて一安心。新書館さん、分かってらっしゃる。

さて本文。
あらすじを書こうかと思いましたが、どう纏めればいいのか分からなくて面倒になったのでなし。
キャラ萌えSFの皮を被った人間ドラマ、か?
エンタメ重視の、わかりやすい萌え展開の合間に挟まれる描写のそこかしこに、萌えだけで小説を読んでいるような読者を風刺する記述が見られるし、SFの設定もかなり練られたもので、深く読むとすごく深い話にも取れます。でもそのあたりは書き込みすぎず、ラノベに徹しようと作者が努力している様が垣間見えていろいろな意味で楽しいシリーズです。

今回、病院長を追い詰めるさまが大変楽しかったです。回りくどいけど。
ルシファード、サラ、カジャの三人の漫才でゲラゲラ笑いました。いつでもどこでも人気者なルシファードが哀れでなりません。自業自得でしょうが。楽しいなぁ。ニヤニヤ。

書き下ろしの「幸せはスミレの香り クマの形」は大人の成長物語といった感じ。
作者お得意のアダルト・チルドレンを前面に持ってきた話で、たいへん面白い反面、またその話か、と思わなくも。
いえ、すごく心に響くエピソードや台詞もあって、とても考えさせられるんですけどね。
でもクマのエピソードがたいへん良かったです。ホロリときました。
よかったな、ワルター。

遅々として進まない話ですが、それを楽しむシリーズでもあるので、ゆっくりまったり続きを待っていたいと思います。

三千世界の鴉を殺し (15) (ウィングス文庫) (新書館ウィングス文庫 144)三千世界の鴉を殺し (15) (ウィングス文庫) (新書館ウィングス文庫 144)
(2010/01/16)
津守 時生

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