読書メモ
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野生時代 77号
米澤穂信「ふたりの距離の概算」のためだけに、この雑誌を買うのも今号で最後です。
最終回。
ええ、もう最終回!? 全12話くらいあると信じてたのに! 短いよ、米澤先生!! もっともっとながく読んでいたかったよ! と言う気分です。
でも面白かった。
すごくすごく面白かったです。

以下、遠慮なくネタバレを。

野性時代 第77号  KADOKAWA文芸MOOK  62331-79 (KADOKAWA文芸MOOK 79)野性時代 第77号 KADOKAWA文芸MOOK 62331-79 (KADOKAWA文芸MOOK 79)
(2010/03/12)
角川書店編集部

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大日向ちゃん、あなたも悩んでいたのね……というのが第一の感想。
そうだよなー。自身に暗いところがないと、相手が黒く見えたりしないか……。

千反田に夜叉を見たのは、つまり大日向自身に後ろ暗いところがあるから、と言うことに、読んでしまってからようやく気付きました。
そりゃそうだわ、と大納得。

つか恋愛脳でしか読んでなかった自分に反省。
こう来るとは思わなかった。なんつーか、「遠わまりする雛」や「栗きんとん事件」が恋愛小説っぽく終わっているせいで、今作も同様に読もうとしていたようです。
しかしよく考えたら、「氷菓」も「愚者のエンドロール」も「クドリャフカの順番」も、ラストはほろ苦く終ったことを思えば、この展開を読めてもよかったかも。
ラヴ面もトリックに使うのは定石なのになー。見事騙されてしまいました。

いや、今回のお話、折木の行動の裏には千反田への想いがあるので、つまり恋愛モノと言えなくもないのですが。


 破局の後で考えるだけで取り返しがつくなんて、まあもともと、それほど信じてはいなかったのだ。

とあるように、折木は大日向がもう古典部に戻っては来ないことを分かっていながら、ただ大日向の誤解を解くためだけに今回頑張っているわけで、なんでそこまでして頑張るかって話。ねえ。

次作は大日向の抱える問題にクローズアップするのかな。そうなら良いんだけど。
彼女の考え方はやっぱり好きになれないのですが、それでもいつか彼女の悩みが払拭されれば、と思います。


さて。毎月一編の話のためだけに高い雑誌を買うのも今回限り。
でも毎月の楽しみが終わって大変残念です。
単行本化を首を長くして待つか……。
書き下ろしが入ることを期待しています。
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