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「お嬢さまシリーズ 全4巻」森奈津子(エンターブレイン)

あたくしの名前は、綾小路麗花。
なにか、文句があって?
…そう。なければ、よろしいのよ。
ホホホホホホホホ。



高級スーパーマーケット小路屋の社長令嬢・綾小路麗花は中学2年生。少女漫画の悪役お嬢さまに憧れて、意地悪・陰険な悪役お嬢さまを目指し誇り高く生きています。トレードマークの縦ロールを振り回し、フリルびらびらなお嬢さまファッションに身を包み、笑うときには高らかに「オーッホホホホホホホホホホホ……」。
18年前に出版されたシリーズの復刊ですが、全然色あせていません。何度読んでも笑えるギャグ満載のコメディ少女小説です。

全編を上記のような一人称で語りつくしているところがすごい。
次々繰り出されるギャグに何度も声を出して笑ってしまいました。
こんな性格の麗花さまですが、本人が一人称で語るほどには悪役になれていないのです。というか改めて読み返すと、どこからどうみても立派なツンデレでした。ツンデレなんて言葉もない時代にこんなキャラを生み出すなんて、森奈津子という作家は本当に時代を先取りしている人だったんだなぁと、感じ入りました。

本当に、中学生のころ大好きだったシリーズなのです。去年ハードカヴァーで復刊されて本気で嬉しかったのですが、値段が高くてちょっと買うのをためらっていました。
だって、昔の文庫って1冊380円くらいだったんですよ。復刻版は3冊分プラス書き下ろし短編で2,520円。物価が上がっているとはいえ、高すぎるー!
1,800円くらいだったら迷うことなく買ったと思うんですが。

でもやっぱり欲しかったのでようやく購入しました。購入してよかったです。
面白かった!!

中学生のころ、わたしは麗花の一人称を鵜呑みにして、拓人を家来にしたい、というのが本音だと思ってました。んで佐伯の画策で彼氏になるのをなんだか不思議な展開に感じていたのですが、今読むとどう読んでも麗花は拓人に一目ぼれしていますね。うーん、何故気付かなかったんだ当時のわたし……。

書き下ろし短編がどれも秀逸でとても良かったです。ブランクをあけて執筆されたとは思えないほど同じテンション。すごいです。学研レモン文庫が撤退さえしなければ、高校生編が読めたのかなぁ、と思うとなんだか悔しい気持ちにさせられます。そして好きな作品が、いま無事に出版させていることを感謝したくなります。売れていても、突如たたまれるシリーズもあるというのが、ライトノベル界の市場の狭さを現しているんでしょうね。

いまなら百合小説もライトノベルで堂々の市民権を得ていますので、森奈津子がライトノベルに帰ってきてくれたらなぁ、と思います。
氏の一般向け百合小説も大好きですが、ちょっとエロすぎるので。ねぇ。
お嬢さまシリーズ高校生編とか、少女レーベルじゃなくてもいいから。無理かなぁ。ゼッタイ受け入れられると思うのですが。


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