読書メモ
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「翼の帰る処2 鏡の中の空 上・下」妹尾ゆふ子(幻狼ファンタジアノベルズ)
そんなわけで、気付いたら続編に手を伸ばしていました。
さわりだけ読むつもりが、いつのまにか上巻を読み終わり、今度こそさわりだけ、と下巻を開いたら、もう本が閉じられなくなって困りました。眠い! でも読みたい!!
睡眠時間を大幅に削られてしまいました。 でも面白かった、面白かった、面白かったー!! あーもう大満足。

虚弱体質で、そこそこ貯蓄できたらすぐさま隠居したい、と節に願っているヤエト先生が、どんどん夢から遠ざかって重用されてしまう、哀れみと笑いを誘うファンタジー第2弾。

何かあればすぐ倒れ、熱を出し、隠居したい面倒くさいいっそ死にたいと言っているくせに、生真面目で有能すぎるのが彼の不幸でしょう。皇女からは絶対に失えない唯一無二の腹心と全幅の信頼を寄せられ、部下からは頼られ、左遷された平の尚書官だったはずが、気付けば皇帝に「我が友よ」とか(嫌がらせだけど)言われて、怒涛の大出世。
周囲から見れば羨まれ嫉まれるほどの幸運なんでしょうが、ヤエトにとっては大迷惑。叙爵シーンはたいへん楽しく読みました。
身に余る栄誉を与えられたはずの本人の感想は「死にたい」ですからね。本当に可愛そうです。ニヤニヤ。

そのくせ、与えられた役割を実に見事にこなしていきます。ただの平民が大出世したのだから、いろいろ戸惑ったり失敗することもあるだろうと思ってたんですが、ちゃんと役割に適した対応をしているところが本当に凄い。
いつ死んでも良いと考えているために無駄に勇敢だし、体面とか常識とかに無頓着なのでいつでも泰然としている(ようにに見える)し、表情に乏しいから内心の葛藤や困惑が外から推し量れないので、いつも冷静に見えるし、生真面目な性格なので私利私欲にはぜったい走らないし。洞察力は鋭いし、判断は的確だし。この人、病弱でさえなかったらホントに完璧人間か?

さらに今回は予言者から「救い主」とまで言われてしまいました。
こんなに病弱なのに、どうやら世界を救わなくてはならないみたいですが、大丈夫なのでしょうか。彼の心労を思うと心配です。ニヤニヤ。


ところでこのシリーズ。皇女とヤエトが、ラブ方面に進展する要素はあるのでしょうかねぇ?
なんとなくフラグが立っているような、立っていないような……。身分的には釣り合うようになってしまったので、可能性はないわけじゃないと思うんです。
でも22歳も年齢差がある上に、ヤエトにそんな気概がないので、ぜんぜん予想がつきません。皇女の方は多少意識してる面もあるみたいですけど、彼女から迫るってのも想像がつかないしなぁ。

いづれにせよ、続きがものすごく楽しみです。


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